線がふくらむ道具で描く 県立千葉盲学校<上> 小学部6年 石井源葵

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 僕は、図工の勉強が好きです。特に「みつろう君」を使って絵を描くことが、一番好きです。

 みつろう君は、目が見えない人が絵を描くために使う筆ペンのような道具です。ペンの先からは、ハチの巣から取った蜜蝋(みつろう)のインクが出て、それが紙に付いて固まると、ぽこっと線がふくらみます。

 僕は、みつろう君を使えるようになってから、図工の授業がさらに楽しくなりました。普通の紙と鉛筆を使って絵を描いても、何が描けたのかよくわかりません。でも、これを使えば、見えなくても、自分がどのように描いたのか、友達がどのような絵を描いたのかを知ることができます。

 昨年は、あじさいや果物、野菜などの絵を描きました。今は、太陽を描いています。みつろう君で形を描き、それを色鉛筆で塗っています。

 僕は、みつろう君がずっとそばにいてほしいです。