ちばの選挙

激戦9候補声からし訴え 梅雨の晴れ間、最後のお願い

 3議席をめぐり9人が立候補する激戦となった参院選千葉選挙区は10日、公示から17日間にわたる舌戦を終えた。日焼けして声をからした候補者たちは、選挙戦最終日も県内各地の駅前や繁華街などで有権者に支持を訴えた。前日の梅雨空から一転して、朝から真夏並みの強い日差しが照り付ける中、ぎりぎりまで駆け回った候補者たちを追った。

 各候補は大票田の京葉・東葛地域を中心に「最後のお願い」を行った。演説を終えた候補者たちは駅利用者に握手を求めたり、選挙カーに乗り込み街頭演説予定地に向かいながら懸命に手を振って支援を求めた。党首や幹部が応援に駆け付ける陣営もあり、熱い戦いが夜まで展開された。

■最後まで自転車で遊説 小西候補
 JR船橋駅前では、野田佳彦財務相と街頭演説。赤のポロシャツ姿で若さをアピールし、「寝たきりで亡くなった父の21年の介護経験、総務省や経済産業省で携わった経済政策。暮らしを守る即戦力として、強い経済、強い社会保障をつくる」と呼び掛けた。自らの地元でマイクを握った野田財務相は「親に孝行を尽くす人に悪い人はいない」と、詰めかけた支援者らに太鼓判を押した。

■未来の子のために勝つ 椎名候補
 自民現職の椎名候補は最終日、JR千葉駅前で午後7時から「最終演説会」を決行。「民主政権は請願を審議せず、予算委員会も開かないまま国会を閉じてしまった。憲政史上始まって以来の暴挙だ。この選挙は議会制民主主義を守るための戦いだ」とこぶしを握りしめ、「未来の子どもたちのために、最後の最後まで、もう一つ、もう一つ、支援の輪を広げてほしい」と声をからしてお願いした。

■千葉県から政界再編を 水野候補
 JR津田沼駅前で公示後4度目となる渡辺喜美代表の応援を受けた水野候補は「消費税の安易な増税の前に無駄遣いをやめ、徹底した行財政改革をやる」と力説。「2大政党が3議席独占すれば政治は何も変わらない。みんなの党の水野賢一が議席を獲得できれば必ず政治は変わる。千葉県から政界再編の新しい波を」と声を張り上げた。

■3つの柱で日本変える 牧野候補
 幸福実現新人の牧野候補は、午前8時から習志野市のJR津田沼駅前で街頭演説を開始。日焼けした手を振りながら「経済成長と外交安全保障の強化、教育再生の3つの柱で日本を変える」と駅利用者らに支持を訴えた。

■思い出の地で勝利確信 猪口候補
 選挙戦締めくくりの舞台に選んだ地元市川市のJR本八幡駅前の「最終打ち上げ街頭演説」には激戦を支えた多くの地元議員や国会議員らも集結。猪口候補は同市で過ごした子ども時代の思い出話にも触れ、「すべては市川から始まった。ここが勝利につながる駅になると確信している」と声を絞り出した。総合的な少子化対策や経済立て直し政策も再アピールし、「日本の経済権益を守る」と国際舞台での活躍も約束した。

■「社会保障の充実」訴え 道候補
 民主新人の道候補は、東葛・京葉地域の主要駅を渡り歩く強行スケジュールで最後の訴え。各駅で、県北部を地盤とする衆院議員や参院議員らが合流し、「道さんはあと一歩で議席に届く。国会に送ってほしい」と支援を求めた。

■消費税増税ストップを 斉藤候補
 共産新人の斉藤候補は午前9時から、船橋市のJR船橋駅前で街頭演説を行った。強い日差しが照り付ける中、応援に駆け付けた志位和夫委員長と共に集まった支持者に「選挙に勝たせていただき、消費税増税にストップをかけたい」と訴えた。

■日本の医療制度変える 古閑候補
 新党改革新人の古閑候補は、出身地の船橋市を中心に精力的にアピール。JR船橋駅前での演説には、舛添要一党代表が応援に駆けつけ「タレントではない即戦力」と強調した。

■子どもにツケ回さない 清水候補
 最後の演説地に選んだ千葉市稲毛区のJR稲毛駅前では、17日間の選挙戦で訴え続けてきた「子どもにツケを回さない政治」を繰り返し強調した。さらに、印西市議として財政改革に取り組んできた実績を掲げ、「本当に行財政改革ができるのはプロフェッショナルの集団である日本創新党だけ。マニフェストを守らない民主党に、もうだまされるのはやめよう」と、連日の演説でかれ果てた声を絞り出し、力強く訴えた。


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