忍び寄る影…“悪魔の電話”にご注意! ホラー漫画家・日野さん、詐欺撲滅へ千葉県警のポスターに協力

 電話の相手、本当にその人ですか?-。電話de詐欺の被害撲滅に向け、千葉県警はホラー漫画界の重鎮、日野日出志さん(74)のイラストを取り入れた広報啓発用ポスター=写真=を作成した。犯人からの電話を“悪魔の電話”に例え、忍び寄る影への警戒を呼び掛けている。

 県警生活安全総務課によると、ポスターは日野さんの漫画「地獄小僧」「幻色の孤島」など4作品に登場するキャラクターを詐欺グループの指示役やかけ子、受け子、被害者に見立てて構成した。ゾンビや目を光らせる群衆が描かれ、おどろおどろしい作品世界が目を引く。

 日野さんの作品ライセンスを管理する県内在住の文筆家、寺井広樹さん(40)が県警に協力を名乗り出てポスターが完成。日野さんは「大切なお金をだまし取る卑劣な犯罪。ポスターを見てもらって被害者を減らすことができたら」とのメッセージを寄せた。

 県警はポスターを千枚作成し、警察署や交番に掲示。担当者は「留守番電話に設定するなどして不審な電話に出ないように」と求めた。被害抑止に貢献したとして、日野さんと寺井さんには感謝状を贈っている。


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