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新型コロナウイルス情報

「無責任に客呼べない」 ライブハウス打撃 影響深刻補償求める福祉施設は「休業困難」 緊急事態宣言受け千葉県内

新型コロナウイルスの影響でライブが相次ぎ中止となり肩を落とす実川さん=7日、旭市のペパーミント
新型コロナウイルスの影響でライブが相次ぎ中止となり肩を落とす実川さん=7日、旭市のペパーミント

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、千葉県など7都府県が対象地域となる緊急事態宣言が7日、発令された。県は施設の休業要請を当面しない方針だが、今後の状況次第では要請の対象となる可能性があるライブハウスやパチンコ店などからは「休むしかないかも」と諦めの声が上がった。既に客足が激減している店も多く、経営へのさらなる打撃に支援策を求める人もいた。

 茂原市内のパチンコ店では感染拡大で2月から客が減る中、今週に入ってさらに来店者数が落ち込んでいるといい「創業して約50年になるが、ここまで厳しかったことはない」。パチンコ店も使用制限の対象となる可能性があり、担当者は「電気代や人件費もかかるので、利益が上がらず営業しても意味がない。休むしかないかも」と述べ、救済策導入を要望した。

 3、4月に予定されていたライブが、相次ぎ中止になった旭市のライブハウス「ペパーミント」。経営する実川幸起さん(61)は「アーティストも出演に不安を抱えている。万が一のことを考えると、お客を無責任に呼ぶこともできない」と、今後の予定を全く組めない状況に声を落とす。

 緊急事態宣言について「全て禁止するくらいのことを早めに行い、短期間で終息を図るべきだった」とした上で「現状では早期の終息は期待できない。(ライブハウスが)事業を継続させていくためには、しっかりとした補償が不可欠」と訴えた。

 高齢者や障害者が福祉施設を通所利用することについて、県は「生活の維持に必要」とした。君津市の特別養護老人ホーム「夢の郷(さと)」を運営する社会福祉法人の天笠寛理事長は「職員や利用者に感染のリスクもあるけれど、利用者に『来ないで』とは言えない」と説明した。

 約200人のデイサービス利用者らを受け入れ、1人暮らしの人もいることから、休業するのは厳しいといい「いつ感染者が出てもおかしくないという緊張感を持っている。今後の状況を見ながら適正に判断していきたい」と話した。

 千葉市若葉区の理髪店「ヘアーサロンモリカワ」は延べ床面積が40平方メートル以下で対象外になる見込みだが、同時に複数の客を受け付けず、予約の間隔も空ける対策を取っている。今後は週に1日だった定休日を2日に増やし、閉店時間も2時間程早くする。

 感染拡大は売り上げに影響しているが、店長の森川誠さん(57)は新型コロナへの対応に追われる状況について「しょうがない。ただ、私たちだけでなく全国も大変」と理解を示した。

 船橋市にある理髪店の男性店長(47)は「現状では予約も入っているので『すぐに臨時休業』とはできない」と困惑気味に話した。


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