新型コロナウイルス情報

千葉県内の地銀3行は通常営業、ローカル線では一部運休も 【新型コロナ 緊急事態宣言】

 新型コロナウイルスの感染者急増を受けた緊急事態宣言の発令を受け、県内の地銀3行や総合スーパー「イオン」は、8日以降も通常通りの営業を行う方針を示した。JRや京成電鉄も現状、運休や減便は行わない。一方、観光客など人の集まるリスクを考え、ローカル鉄道の小湊鉄道や銚子電鉄、いすみ鉄道は一部の列車の運休に踏み切る。

 千葉、京葉、千葉興業の地銀3行は、店舗を通常通り営業し、営業時間の短縮などは行わない。ATM(現金自動預払機)も変わらず使用できるという。

 千葉銀は緊急事態宣言に先駆けて7日から、県内の大型支店や都内の店舗で、従業員が1日おきに出勤する交代勤務を始めた。感染者が出た場合にも業務を続けるための対策で、京葉銀も交代勤務を検討中。千葉興銀は「宣言を受け、どれだけ来店客が減るか把握してから適切な人員削減を行いたい」と様子をみる。

 人同士の接触を減らすため、各行は「不要不急」の訪問営業も自粛。コロナの影響を受ける事業者からの融資相談は増えており、緊急の相談など必要に応じた訪問は続ける。

 各行は、HPや店頭の張り紙などで、来店客に対策を周知。交代勤務や人員削減で職員の数が減るため「窓口での取引は通常以上にお待ちいただく可能性がある」などと呼び掛け、入出金や口座開設、住所変更などはATMやインターネットを利用するよう促している。

 総合スーパー「イオン」や「イオンスタイル」は通常通り営業。一方、大型施設のイオンモールは8日から当面の間、スーパー部分のみ営業し、テナント部分を臨時休業する。

 4日から週末の臨時休業を行っていたそごう千葉店(千葉市中央区)、東武船橋店(船橋市)、柏高島屋(柏市)の各百貨店も8日から当面の間、生活必需品である食料品の売り場を除き臨時休業する。

◆JRや京成は平常運行

 政府の緊急事態宣言を受けての列車の減便や運休などの対応について、JR千葉支社は「JR東日本本社に従い、宣言後も通常通りに運行し、政府からの具体的な指示には適切に対応する。支社独自の対応は未定」と説明した。

 京成電鉄と新京成電鉄は平常運行を予定している。

 一方、感染拡大の防止へ列車の運休を決めた鉄道会社もある。小湊鉄道(市原市)は13日から、平日は19本、土日祝日は16本の列車を、一部もしくは全区間で運休。宣言の発令で外出の自粛が強く求められるほか、従業員への感染拡大を防ぐための対応という。

 いすみ鉄道(大多喜町)も11日から当面の間、土日祝日に観光用として運行していた急行列車を上下計4本運休する。担当者は「本来3~5月は菜の花や桜、新緑が美しく、年間で最も利用者が多い時期。できれば列車を走らせたいが、感染拡大を防止するためには仕方がない」と、無念さをにじませた。

 観光客の乗客が減少している銚子電鉄(銚子市)は11日から、利用客と職員の安全確保を理由として、約3割に当たる上下計14本を当面の間、運休する。


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