ビリケン像引き継ぎへ 2代目披露、初代駆けつけ「足合わせ」 今秋、利根運河の祠に 流山

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お披露目された2代目ビリケンさん像(右)。市立博物館で展示される初代(左)に代わり利根運河の祠に今秋収まる=流山市
お披露目された2代目ビリケンさん像(右)。市立博物館で展示される初代(左)に代わり利根運河の祠に今秋収まる=流山市
初代(右側)との足裏合わせが井崎市長(右)と志賀・市観光協会長により行われた
初代(右側)との足裏合わせが井崎市長(右)と志賀・市観光協会長により行われた

 1913(大正2)年、流山市の利根運河沿いに建立された幸福の神様「ビリケンさん」の石像。現存最古の可能性がある像が屋内展示されることになり、運河の見守り役を引き継ぐため制作中だった2代目ビリケンさん像が18日、流山おおたかの森駅前観光情報センターで披露された。

 2代目の復元は、市が調査で取得した石像の3Dデータが基になった。台座から頭頂までの高さは約44センチ。重さは約21キロ。スズ合金製で、大阪通天閣の金色の像と対をなす銀色。

 富山県高岡市の銅像・仏像制作会社が約1カ月かけ制作した。背後の装飾部分である光背の欠けている部分や、触るとご利益があるとされ、摩耗している足の指なども建立当初を想定し復元した。

 制作費は約118万円。市観光協会が昨年8月から募金活動を始め、今年1月までに目標額の約150万円の寄付が集まった。

 お披露目式には初代の石像も駆け付け、井崎義治市長と志賀進一・市観光協会長により足裏合わせが行われた。「足合わせ」が「幸せ」に通じるとされる。

 井崎市長は「ビリケン像はより多くの人が利根運河に足を運ぶきっかけをつくってくれた。2代目も市の未来を見守ってくれる」と期待を込めた。

 さっそく足裏に触れた市内の中学1年の女子生徒(12)は「健康に幸せにいられるようにお願いしました」と笑顔で話した。

 2代目の像は同センターで6月2日まで展示。利根運河の祠(ほこら)に移るのは今秋ごろの見通し。

 初代の石像は昨年4月、祠の台座から倒され破損しているのが見つかった。初代は急きょ修復されることになり、大阪通天閣から贈られた金色の樹脂製の像が留守番を担ってきた。金色の像は2代目と入れ替わった後、祠近くの利根運河交流館で展示予定。