ビリケンさん修復完了 文字鮮明に、来春公開 流山 

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損壊の修復を終えたビリケンさんの石像。来春に公開される予定=流山市
損壊の修復を終えたビリケンさんの石像。来春に公開される予定=流山市

 100年以上前、流山市の利根運河沿いに建立され、今年4月に損壊の被害に遭った幸福の神様「ビリケンさん」の石像の修復が終わり、同市立博物館が27日、報道陣に公開した。

 石像は高さ約40センチで1913年建立。台座から倒されたことで顔や後背の一部が破損。7月から専門家が破片を付け直すなど修復作業を進めていた。

 修復に伴う洗浄により、像の繊細な彫刻や、裏面の「大正2年5月建立」の文字が鮮明になった。

 石像は現存するビリケン像として最古の可能性があることや傷みやすくなっているため、利根運河沿いの祠(ほこら)には戻さず館内で保管。来年春ごろに市民に公開する予定。

 小栗信一郎館長は「ケースから(御利益があるとされる)石像の足を出し、来場者がふれる展示方法を検討中」と説明した。

 現地の祠では大阪通天閣から届いた金色の樹脂製のビリケン像が留守を守っている。市や市観光協会は初代ビリケンさんの石像に代わる二代目を制作し祠に設置する運動を進めている。

 金色の像は二代目の完成後、祠近くの利根運河交流館に居場所を移す。留守役の提供のお礼に初代ビリケン像が大阪を訪問する計画もある。

 同協会は二代目複製費への支援を募っている。問い合わせは市流山本町・利根運河ツーリズム推進課内の事務局(電話)04(7168)1047。