今夏、高校野球選手権は100回の記念大会を迎える。幾多のドラマを生み出してきた球児たちの熱戦は、日本の文化としてこれからも続いていく。連載「千葉高校野球ドキュメント100」では、全国屈指の激戦区・千葉大会に出場、または見つめてきた人々を訪ね、重ねてきた歴史を振り返る。第1回は、49回大会(1967年)でエースとして千葉県に初の「深紅の大優勝旗」をもたらし、57回大会(75年)には監督として全国制覇を果たした習志野の石井好博。(敬称略)
私が2年の夏に負けた後、関西遠征に行って初めて甲子園を見に行った。あの時の感激ってすごかったね。テレビで見るのとは全然違うわけですよ。こういう所で野球をやりたいって思いになった。
最後の夏は甲子園でも優勝できると思っていなかった。当時予選で茨城と東関東大会があり、うちはなかなか勝てなくて。けど、千葉で開催できることになり、夢見ていた甲子園に行きたいと、木内(幸男監督)さんの取手二と、竜ケ崎一を連続で完封でき...
この記事は
有料記事です
残り2601文字(全文3027文字)









