5市駅周辺 飲食店見回り まん延防止措置、計200店 千葉県、感染対策確認チーム始動

まん延防止等重点措置区域の飲食店で、感染防止対策の見回り調査を始めた県職員。市職員も同行した=21日、船橋市内
まん延防止等重点措置区域の飲食店で、感染防止対策の見回り調査を始めた県職員。市職員も同行した=21日、船橋市内

 新型コロナウイルスまん延防止等重点措置区域になった千葉県内5市の飲食店を対象に、感染防止対策を確認する県の見回り調査が21日始まった。初日は5市の主要駅周辺を中心に各約40店、計約200店を市職員を含めた確認チームが巡回。県内でも変異株の感染拡大が懸念される中、感染対策の“肝”となる飲食店の状況を詳細にチェックした。

 県経営支援課によると、確認チームは20班40人態勢で、県は5市に4班ずつ派遣した。初日の対象地域はJR市川駅(市川市)、船橋駅(船橋市)、新浦安駅(浦安市)、松戸駅(松戸市)、柏駅(柏市)の周辺。派遣された県と市の職員は午後1時に各駅に集合し、1店20分程度で午後5時ごろまで巡回した。

 このうち船橋市内では、県職員2人と現地に詳しい市職員1人による3人1組の計4班が、腕章を着け、エリアごとに分かれて訪問。座席の間隔確保や小まめな消毒・換気、食事前後の客に対するマスク着用の推奨状況などを確かめた。効果的な感染防止対策を記したチラシも渡した。

 見回り班に対し、「行政の支援や必要な対策を積極的に発信してほしい。個別に訪問して知らせてもらえるのは助かる」と伝えている店舗責任者もいた。

 船橋市では、繁華街の飲食店の感染防止対策を確認する独自の訪問調査を4月5日から開始しており、この独自訪問で対策徹底が確認できた店については、県に報告し、重点措置に伴う見回り調査は受けなくてもよい効率的な仕組みで進めるという。

 松戸市は、経済振興部の職員らを派遣。参加した職員の一人は「5店を見回ったが、全店仕切りを取り付けており、問題のある店はなかった」と説明した。

 県は、民間事業者にも見回り調査を委託する方針。重点措置の期間である5月11日までに5市の全飲食店約1万4千店に足を運ぶ予定だ。対策に漏れがあれば、その場で説明し改善を求める。

 各市の対象店数は船橋市約4千店、松戸市と柏市が各市約3千店、市川市約2600店、浦安市約1100店。

 県経営支援課の担当者は「感染防止対策の必要性を説明し、各店で対策を取ってもらえるようしっかり調査していきたい」と強調した。


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