ワクチン接種券で混乱 予約開始の日時未掲載 市民から問い合わせ殺倒 市川市

市川市が高齢者に発送している新型コロナワクチンの接種券に同封されている説明書など=市川市
市川市が高齢者に発送している新型コロナワクチンの接種券に同封されている説明書など=市川市
新型コロナワクチン接種について、予約は受け付けていないことを知らせる市川市のホームページ(4月19日午前)
新型コロナワクチン接種について、予約は受け付けていないことを知らせる市川市のホームページ(4月19日午前)

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、市川市のコールセンターに接種券が届いた市民からの問い合わせが殺到している。市は在宅の高齢者に15日から接種券を発送したが、具体的な予約開始日時を記していなかったためで、接種を予定している医療機関に直接市民が問い合わせるケースも。通常の診療に支障が出るなど混乱が生じている。

 市は在宅の高齢者約10万人に15日から接種券を発送。在宅の高齢者はかかりつけ医などの医療機関での接種を予定しており、接種券と共に医療機関の一覧表も郵送した。

 しかし、同封した「接種のお知らせ」に予約を促すような記述がありながら、具体的な予約開始時期は未掲載。このため、コールセンターに手続きや予約の開始時期などに関する問い合わせが相次いだ。

 市によると、コールセンターを開設した3月8日~4月18日の問い合わせは約1万1千件あり、8割強が接種券を発送した後の3日間に集中(いずれも暫定値)。医療機関に直接問い合わせる高齢者もおり、医師から「問い合わせが集中して業務に手が回らない」との“悲鳴”も届いた。

 市は「国からの十分なワクチン供給がされ次第予約を受け付ける」としており、今のところ予約開始時期は未定。決定次第、広報紙や市ホームページで周知するとしている。

 こうした状況を受け、一部の市議が実際に予約が始まると対応するコールセンターの電話がさらにパンクする恐れがあるとして、センターの増員などを求める申し入れ書を市に提出した。


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