【新型コロナ詳報】過去最多88人感染  ”第3波”千葉県全域に拡大 県が危機感「新しい生活様式を」

千葉県庁
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 千葉県内で14日、88人の新型コロナウイルスの感染が判明した。1日の感染者としては8月6日の76人を上回り過去最多。新たなクラスター(感染者集団)の発生はなく、県内全域に感染が拡大していることをうかがせる。「第3波」が指摘される中、県は「これ以上の感染は防がねばならない」と危機感。県民に向けて「新しい生活様式を実施してほしい」と呼び掛けた。

 県はクラスターが発生している市川市の施設を含む53人の感染を発表。柏市ではクラスター関連でない18人が、船橋市でも同様に10人の感染がそれぞれ分かった。20代~40代が半数を占める43人だった。

 県の渡辺真俊・保健医療担当部長は、東京に近い東葛地域で感染が増えていると指摘したほか、「それ以外の地域でもこの2、3日で増えてきた」と説明。県の病床635のうち3割以上を使用しているが「このペースで増えればすぐに埋まってしまう」と危機感を示した。

 県と千葉、船橋、柏市によると、少なくとも35人の感染経路が不明。一方、家族や同僚と接触し感染するケースも目立つ。柏市では判明した18人中、12人が該当した。

 渡辺部長は「これ以上の感染は防がないとならない。県民の皆様には新しい生活様式を実施してほしい」と強調した。

 クラスターが起きた特別養護老人ホーム「親愛の丘市川」(市川市)では新たに70代~90代以上の入所者10人の感染が判明。既に入所者6人と職員3人の計9人の感染が判明済み。3階建て施設の1階部分で感染が広がったといい、そこで過ごす入所者と担当職員の計56人の検査が済んでいる。

 県によると、1階部分では1室に4~5人が入所し、気温が下がるにつれて換気が不十分になっていたという。

 千葉市は、男女7人の感染を発表。30代男性が市内の医療機関に勤務。同僚4人と家族2人の計6人を濃厚接触者として調査している。

 居住地別では、柏市が20人、市川市が18人、船橋市が13人、千葉市が7人、流山市が6人、八千代市が5人、松戸市が4人、我孫子市が3人、浦安市、鎌ケ谷市が各2人、習志野市、白井市、君津市、袖ケ浦市、酒々井町、大網白里市、館山市、鴨川市が各1人。


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