【新型コロナ詳報】千葉県内74人判明、過去2番目の多さ 市川で新たなクラスター

 千葉県内で12日、新たに10歳未満から90代以上の男女74人の新型コロナウイルス感染が判明した。1日当たりの感染判明は、最多だった8月6日の76人に次ぐ多さとなった。1人が重症で、少なくとも26人の感染経路が不明。市川市の高齢者施設では新たなクラスター(感染者集団)の発生が確認された。

◆市川でクラスター

 県は、「社会福祉法人親愛会 特別養護老人ホーム 親愛の丘市川」(市川市原木)で新たに80代から90代以上の入所者5人と介護士2人、介護職員1人の感染が判明したと発表した。同施設での感染者は判明済みの1人と合わせ9人に増え、県はクラスターが発生したと認定した。いずれも軽症。

 県によると、感染したのは施設の同じ階の入所者や職員。感染した入所者は同室か、食事を共にしていた。入所者ら33人の検査を終え、23人は検査中。短期利用者含めた施設の定員は110人。

 県は、同施設の感染者を含む43人の感染を発表。市川市の80代男性と酒々井町の60代男性会社員は肺炎の症状がある。松戸市の50代幼稚園教諭女性が勤める県内園は11日から休園。園児ら約30人を検査する。

◆柏で1人重症

 柏市は、18人の感染を発表した。70代のアルバイト女性は重症で肺炎の症状があり、気管挿管と酸素投与を受けている。客として利用した市内飲食店の経営者と別の客の感染が判明済み。60代の自営業男性も利用客で同店での感染者は4人となった。

 クラスターが発生した市立土小で新たに女子児童の感染が分かり、同校の感染者は6人に増えた。この児童は県内に一緒に外出した祖母と同小に通う妹の感染が判明済み。同校の休校期間は1日延びて13日までになる。40代の男性2人と30代の男性1人は同じ市内飲食店に勤務。県発表の同僚1人を含め同店で4人が感染した。

◆船橋芝山高で8人目

 船橋市は、8人の感染を発表した。このうち1人はクラスターが発生した県立船橋芝山高校(船橋市芝山、臨時休校中)の生徒で、同校生徒の感染は8人目。市保健所によると、判明済みの7人と同学年。

 一方、入居する2事業所でクラスターが発生した同市浜町の冷凍・冷蔵倉庫施設では、県発表分で、別事業所の従業員2人の感染が新たに判明した。同施設の感染者は36人となった。

◆千葉市は5人

 千葉市は12日、市内居住の5人の感染を発表した。市によると、3人は感染経路不明。20代女性は通学先の専門学校関係者、30代の飲食業男性は同僚が、それぞれ判明済み。

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 県内で感染確認された74人の居住地は▽柏市19人▽市川市14人▽船橋市11人▽浦安市7人▽千葉市5人▽八千代市4人▽習志野市3人▽松戸市、流山市、鎌ケ谷市が各2人▽市原市、佐倉市、白井市、茂原市、酒々井町が各1人。年齢層は20代が18人で最多。30代と40代が13人、50代が10人、10代が7人、60代が5人、80代が4人、90代以上が2人、10歳未満と70代が各1人。県内の累計感染者数は5573人に増えた。


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