コロナ収束、努力報われる年へ 千葉銀行新本店 渋沢栄一の書に願い 直筆「業精于勤」掲げ

千葉銀行本店に掲げられている渋沢栄一直筆の書「業精于勤」=千葉市中央区
千葉銀行本店に掲げられている渋沢栄一直筆の書「業精于勤」=千葉市中央区
日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(渋沢史料館所蔵)
日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(渋沢史料館所蔵)

 『業精于勤』(業(なりわい)は勤むるに精(くわ)し)-。千葉銀行本店(千葉市中央区)金融資料室に掲げられた書は“日本資本主義の父”で今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となる渋沢栄一の揮毫(きごう)。唐代中国の詩人、韓愈の言葉で、仕事や学問は地道に努力すれば必ず成功するの意。コロナ禍が深刻さを増す2021年だが、渋沢とのゆかりも深い同行は「医療従事者の懸命な努力が報われる年になってほしい」と願いを込める。(報道部・福田淳太)

 千葉銀行広報部によると、揮毫は1928年3月、同行の前身「小見川農商銀行」の30周年記念式典の際、同行幹部と旧知だった渋沢から寄せられた。千葉銀行小見川支店で飾られていたが、昨年11月、同行の新本店落成に合わせ移設された。

 勤勉を奨励するこの言葉は銀行員の心構えにも通じるところがあるとして、同行の入行式で佐久間英利頭取が引用するなど行内では馴染みのある言葉だ。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で東京五輪・パラリンピックが延期されるなど社会が一変。21年も感染拡大に歯止めが掛からず、本県などに再び緊急事態宣言が発令されている。

 広報部の栗山敬部長は「収束は見通せず県内経済への影響も長期化し、感染対策と経済対策の両立が課題」と指摘する一方で、「『業精于勤』の意味通り、医療従事者の懸命な努力が一日も早く報われることを願っている」と期待を込めた。


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