最新レーダー実験開始 八街市内に設置 ウェザーニューズ

実証実験で設置された高頻度観測小型気象レーダー(ウェザーニューズ提供)
実証実験で設置された高頻度観測小型気象レーダー(ウェザーニューズ提供)

 民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区)は、高頻度観測小型気象レーダーを独自に開発し、全国に先駆けて八街市内で同レーダーの有効性を確認する実証実験を開始した。雲の発達状況などをほぼリアルタイムに捉えることができ、天気予報の精度向上につなげる。

 同社によると、同レーダーは最短で5秒ごとに1回転し周囲360度を高速でスキャン。半径50キロ以内の雨粒の大きさや雲の移動方向などの立体的な観測データを30秒で取得する。積乱雲の発達状況をほぼ同時に把握できるため、ゲリラ豪雨や線状降水帯、突風、ひょうなど局地的に発生する気象現象をより正確につかむことができるという。従来のレーダーは3次元観測に5分程度かかっていた。

 同社は八街市内に最新のレーダーを設置。来年6月にかけ観測結果の評価や感度の調整などを実施する。観測データを予報精度の向上に活用するとともに、道路管理者向けに除雪作業の判断支援や迂回(うかい)ルートの推薦など新たなサービスの開発を進める。また、同レーダーを国内とアジアの計50カ所に設置する予定で、観測体制が十分ではないアジア地域の監視体制を強化する。


  • LINEで送る