【速報】台風10号 千葉県内各地で大雨被害 がけ崩れや床上浸水も

住宅数軒が床上浸水したいすみ市佐室地区=8日午後6時34分
住宅数軒が床上浸水したいすみ市佐室地区=8日午後6時34分
国道297号脇ののり面崩落現場=8日午後1時35分、勝浦市芳賀
国道297号脇ののり面崩落現場=8日午後1時35分、勝浦市芳賀

 台風10号が8日昼すぎにかけて関東に最接近し、県内各地で大雨に見舞われた。勝浦市で午前11時40分ごろまでの1時間に58・5ミリの非常に激しい雨を観測した。県内では、がけ崩れや住宅の床上浸水が発生し、JRなど交通にも影響が出た。

 気象庁によると、台風は勝浦市の南東約130キロを時速約25キロで北東に進んだ。同市以外の1時間雨量は、大多喜町で午前10時15分ごろに43・5ミリ、鴨川市で午前11時45分ごろに41ミリ、東庄町では午前1時55分ごろに40・5ミリの激しい雨を観測した。

 県の午後5時時点のまとめでは、勝浦市や睦沢町などでがけ崩れがそれぞれ発生し、その影響で同市で住宅1棟が全壊、同町で1棟が半壊した。床上浸水はいすみ市で4棟、床下浸水は市原市、一宮町、睦沢町で各1棟。

 がけ崩れが発生した勝浦市は、道路脇ののり面が幅数十メートルにわたって崩落。同市芳賀の国道297号は全面通行止めとなった。走行中の軽ワゴン車1台が巻き込まれたが、運転していた市内の男性(50)にけがはなかった。

 男性によると、崩落があったのは午後1時すぎ。1人で大多喜町方面に向かっている時に進行方向右側ののり面が崩れ、道路をふさいだという。車は道路左の縁石部分で止まった。男性は「何かに乗り上げて車が動かなくなった。携帯電話を持ってすぐに逃げた。助かって良かった」と話した。

 このほか、市原市と大多喜町でもがけ崩れなどが発生し、県内4カ所の道路が全面通行止めとなった。
 交通も乱れた。NEXCO東日本によると、圏央道の東金ジャンクション(JCT)―市原鶴舞インターチェンジ(IC)間が内回り、外回りとも通行止めに。鉄道は内房、外房、久留里、総武本線の一部が運転を見合わせた。


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