新型コロナの宿泊療養者が無断外出 成田のホテルから千葉市に「薬が買いたかった」

千葉県庁
千葉県庁

 千葉県は19日、新型コロナウイルス患者の宿泊療養施設「ザエディスターホテル成田」(成田市)で療養していた20代男性が、無断で外出していたと発表した。JR成田駅から電車に乗り、千葉市の友人宅に向かっており、外出翌日に友人宅で保護された。保健所は男性の行動歴を踏まえ、濃厚接触者はいないとみている。

 県によると、男性は15日午後0時40分ごろ、療養者用のフロアからエレベーターで地下駐車場に移動し、スロープを上って外出。徒歩でJR成田駅まで行き、成田線で友人宅のある千葉市に向かった。

 16日午前9時半ごろ、看護師が男性の客室に電話した際、同室だった知人の療養者から男性が外出したと報告があり発覚。県が成田署などと男性を探していたところ、男性から同療養者に電話連絡があり、県が午後1時50分ごろに保護、同施設に搬送した。男性は宿泊療養の解除基準を満たし、17日に退所した。

 県の聞き取りに、男性は「薬が欲しくて外出した」とし、千葉市の薬局でせき止め薬、コンビニでは飲料水を購入したと説明。外出中は常にマスクを着け、友人宅では1人で過ごしていたと述べており、保健所は濃厚接触者はいないと判断した。

 県は無断外出のチェック体制を強化するとともに、療養者へのルール周知を徹底して再発防止を図るとしている。


  • LINEで送る