追起訴分の窃盗は否認 24年前の流山強殺服役男 千葉地裁で罪状認否

千葉地裁
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 流山市鰭ケ崎のマンションで1997年、会社員の田島由美さん=当時(24)=が殺害された強盗殺人事件で服役し、出所後に県内で盗みを繰り返したとされる無職の男(41)の公判が26日、千葉地裁(中村海山裁判官)で開かれた。黙秘していた追起訴分の窃盗事件の罪状認否が再度行われ、男は起訴内容を否認した。

 男は昨年6月、千葉市中央区と松戸市の住宅に侵入し、現金やゲーム機などを盗んだとして窃盗と住居侵入の罪で追起訴された。同日の公判では、被害品の一部を中古品買い取り店に売却したことは認めた一方、「盗んでいない」と犯人性を争う姿勢を示した。

 弁護側は冒頭陳述で「被告は現場に行ったことがない」と述べ、被害品については男が酒の席で知り合った素性不明の人物から売却を頼まれたと主張。検察側は書証の取り調べで、携帯電話の位置情報などから男が当時、現場付近におり、男の実家から被害品が見つかったことを明らかにした。

 男は17歳の時に関与した流山市の強盗殺人事件で服役し、昨年3月に刑期を終え出所。千葉市中央区のJR千葉駅近くのビルで昨年7月、店舗出入り口ドアのガラスを消火器で割って侵入し、金品を盗もうと物色したとして窃盗未遂などの罪で起訴されていた。


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