児童にわいせつの教員免職 教育実習生にパワハラ… 千葉県教委が5人処分

相次ぐ職員の懲戒処分を受け、記者会見で謝罪する吉野美砂子教育次長(前列左)ら=20日午後、県庁
相次ぐ職員の懲戒処分を受け、記者会見で謝罪する吉野美砂子教育次長(前列左)ら=20日午後、県庁

 千葉県教委は20日、児童に対してわいせつな行為をしたなどとして、教員1人の免職を含む計5件の懲戒処分を発表した。わいせつ事案での懲戒処分は本年度9件目で、監督責任を含めた処分件数は計23件に上り、吉野美砂子教育次長は「教育に対する県民の信頼を損ない、誠に遺憾。関係機関と連携し再発防止に努めたい」と謝罪した。

 県教委によると、免職処分となったのは県北西部にある公立小学校の男性教員(61)。昨年10~11月、担任をしていたクラスの男子児童3人に対し、休み時間に服の上から下半身を触ったり、黒板にわいせつな絵を描いたりするなどの行為を繰り返した。

 県の聞き取りに、男性教員は「子どもと距離を縮めるには下ネタが手っ取り早いと思った」などと説明している。保護者から相談があり発覚した。わいせつ事案を防ぐことができなかったとして、男性校長(60)も減給1カ月(10分の1)の処分を受けた。

 また、昨年11月に県中央部の県立高校で教育実習生にパワハラ行為をしたとして、男性教諭(56)も減給1カ月(10分の1)の処分とした。指導中の実習生に向けてごみ箱を蹴り飛ばし暴言を吐くなどし、実習の中断を余儀なくさせた。実習生については、追加課題の提出などで単位を認めるという。

 戒告処分を受けたのは、八千代市の公立中学校に勤務する男性教諭(53)。昨年8~12月、顧問をしていた部活動に所属する女子生徒5人とラインで私的なやり取りをした。

 県中央博物館の男性上席研究員(61)も減給1カ月(10分の1)の処分となった。必要な手続きをせず外部で講演を行い、5万円の報酬を受け取っていた。

 県教委は相次ぐ不祥事に対し、人事評価の最終面談などを活用し、管理職による全職員への指導を徹底するとした。セクハラや体罰事案で処分を受けた教員については、県教委が順次特別研修を実施する。


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