わいせつ、盗撮、飲酒運転… 懲戒処分、一挙8件 千葉県教委謝罪「信頼裏切った」

相次ぐ学校職員の不祥事について謝罪する吉野美砂子教育次長(中央)ら=14日、千葉県庁
相次ぐ学校職員の不祥事について謝罪する吉野美砂子教育次長(中央)ら=14日、千葉県庁

 千葉県教委は14日、児童・生徒に対するわいせつ行為や盗撮、飲酒運転などの不祥事で学校職員8人について、免職5件を含む計8件の懲戒処分を発表した。記者会見した吉野美砂子教育次長は「公務員倫理が厳しく問われる中、大変遺憾。県民の信頼を裏切り、深くおわびする」と沈痛な面持ちで謝罪した。

◆校外に連れ出し

 県教委によると、わいせつ行為で免職となったのは県北西部の公立中学校の男性教員(34)。9月3日、以前から進路相談を受けていた女子生徒と私的なメールのやり取りをし、同月6日には女子生徒を車に乗せ、東京都内の商業施設でわいせつ行為をした。

 男性教員が後日、男性校長(53)に不適切な行為を報告して発覚。「メールをする中で好意を抱くようになった。申し訳ない」と説明している。監督責任で男性校長が減給10分の1(1カ月)となった。

 また、県内の複合ビルで8月23日、元教え子の10代男性の服を脱がせて写真を撮るなどした準強制わいせつ容疑で逮捕、送検された市原市立五井中学校教諭、熊沢孝幸容疑者(43)が免職となった。

◆スマホしのばせ

 盗撮では、県北西部の公立小学校で9月17日、更衣室内のロッカー上にスマートフォンを置き、女子児童7人の着替えを隠し撮りした男性教諭(25)が免職に。女子児童が被害を訴えて発覚し、8月27日~9月17日にも同様の行為を5回繰り返していたことが明らかになった。

 男性教諭は「裸を見たいという思いから盗撮した。取り返しのつかないことをした」と説明。監督責任で女性校長(59)が減給10分の1(1カ月)となった。

 流山市の商業施設で9月17日、女子高生のスカート内をスマホで盗撮した県迷惑防止条例違反容疑で逮捕、送検され、処分保留で釈放となった我孫子市立白山中学校の松下昂祐教諭(26)も免職となっている。

◆懇親会後に追突

 飲酒運転など交通関係の懲戒処分もあった。県立京葉高校(市原市)の池辺光教諭(35)は9月25日、市内で開かれた職場関係の懇親会で飲酒したのに、帰宅するために車を運転。別の車に追突する事故を起こして飲酒運転が判明し、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されたことを受け、免職となった。

 県立下総高校(成田市)の男性教員(30)は戒告。昨年2月27日、我孫子市の国道356号で、前方が赤信号のまま交差点を車で直進。別の車にぶつかり、相手側に重傷を負わせた。禁固1年、執行猶予2年の有罪判決を不服とし、現在も係争中という。

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 相次ぐ不祥事に、吉野教育次長は「特に児童・生徒へのわいせつ行為や盗撮、飲酒運転は教育に携わる人間として許されない」とコメント。各学校に職員の綱紀粛正に関する通知を出し、有識者会議を活用するなどして再発防止に努めるとした。

 本年度の懲戒処分は計13件となり、うち免職は計5件となった。


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