強制性交の講師免職 校長、わいせつ事案隠ぺい…千葉県教委が3人処分

記者会見で謝罪する吉野美砂子教育次長(中央)ら=16日午後、県庁
記者会見で謝罪する吉野美砂子教育次長(中央)ら=16日午後、県庁

 県教委は16日、教職員の児童・生徒に対するわいせつ行為などの不祥事で、講師1人の免職を含む計3件の懲戒処分を発表した。職員のわいせつ行為を把握しながら、市教委へ報告しなかった校長は停職処分となった。

 県教委によると、免職処分となったのは、松戸市立稔台小学校講師の宗川大樹被告(29)=強制性交罪などで起訴。今年8~9月、動画投稿アプリで知り合った埼玉県の男子中学生にわいせつな自撮り画像を送信させたり、自家用車内でわいせつな行為をしたとされる。

 停職3カ月の処分を受けたのは、県北西部にある公立小学校の男性校長(59)。2018年11月、当時勤務していた学校で60代男性非常勤職員の女子児童3人へのわいせつ行為を把握したが、市教委へ報告しなかった。男性職員は分限免職済みで、男性校長は退職する意向を示している。

 県中央部の県立高校で今年8~11月、顧問を務めていた部活の女子生徒と管理職の許可なく無料通話アプリ「LINE」で私的なやりとりをしたなどとして、男性教諭(27)も戒告処分となった。県教委は会員制交流サイト(SNS)での生徒とのやり取りが、わいせつ事案のきっかけになるとして3月に処分指針を改訂しており、初めて適用した。

 本年度の懲戒処分は計18件となり、うち14件がわいせつ・セクハラ事案に該当する。会見で吉野美砂子教育次長は「事態を重く受け止め、再発防止への取り組みを強化する」と謝罪した。


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