生徒にキス、既婚女性教諭免職 千葉県教委

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わいせつ事案を起こした教諭の処分を受け、謝罪する大木実教育次長(中央)ら=6日、千葉県庁
わいせつ事案を起こした教諭の処分を受け、謝罪する大木実教育次長(中央)ら=6日、千葉県庁

 男子中学生にわいせつな行為をしたとして、千葉県教委は6日、県北西部の市立中学校の女性教諭(44)を懲戒免職処分にした。教諭は男子生徒の担任だった。県教委は教諭の名前などを明らかにしないことについて、被害者保護のためとしている。本年度の県教委の懲戒処分(監督責任を除く)は16件目で、わいせつ・セクハラ事案は3件目。

 教職員課によると、女性教諭は2017年12月15日から18年1月26日までの間、担任として受け持っていた男子中学生(当時)に好意を伝え、抱きしめたり、キスしたりした。校内のコンピューター室や教科準備室のほか、休日に2人で出掛けた東京ディズニーランドや葛西臨海公園などで行為に及んだ。

 教諭は県教委の聞き取りに「いけないことだと分かっていたが、気持ちを抑えられなかった」と話しているという。教諭は既婚者。

 18年11月に、保護者が生徒から事情を聞き、同校を所管する市教委に相談して発覚したが、市教委は県教委に報告していなかった。市教委は県教委に対し「生徒と保護者の心のケアを第一に考え、慎重に事実確認していた」と説明しているという。県教委は今年1月、保護者から女性教諭の処分を求められ事案を認識した。教諭は18年12月から療養休暇を取っていた。

 また、監督責任を問い、当時の同校の男性校長(61)=現在は別の公立中の教諭=を減給1カ月(10分の1)の処分にした。

 大木実教育次長は「児童生徒に対するわいせつ事案の発生は、県民の信頼を大きく裏切ることで、誠に申し訳なく、深くおわび申し上げる」と謝罪した。