有機給食「おいしい」 生産者と一緒に味わう いすみ・夷隅小

生産者(右)と一緒に給食を食べる児童=いすみ市
生産者(右)と一緒に給食を食べる児童=いすみ市

 いすみ市立夷隅小学校(高梨久幸校長)で、市が進める有機農産物を使った給食を食べる会が開かれた。生産者と食事をしながら農産物を栽培する喜びや苦労を聞いた児童は「いつもよりおいしい」と声を弾ませた。

 市では、市民と協力して環境保全型農業を推進。2017年から給食で提供する白米を、市内で収穫した無農薬無化学肥料の有機米に改めた。18年から市内産有機野菜も取り入れ、現在はニンジンや小松菜、大根など7品目を使う。

 この日の献立は七分つき白米、鶏肉の梅ジャム焼き、市産みそ入り豚汁、県内産枝豆サラダ。有機農産物は米と長ネギ、福祉施設が手掛けた梅ジャムを使用した。

 生産者らは児童の隣に座り、農業や学校生活を話題にしながら一緒に給食を味わった。5年生の加藤莉子さん(11)は「いろんな有機野菜が作られていることが分かった。給食のおいしさが増した」と笑顔で話した。

 有機野菜を栽培する近藤立子さん(76)は「皆さんに食べてもらい、うれしくてしょうがない」と感激していた。

 来場した太田洋市長は、長年取り組んできたコウノトリが飛来する自然豊かな環境づくりを紹介し、「農薬を使わず、おいしく安全な米や野菜を作っている。いっぱい食べて健康で元気に育って」とあいさつした。


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