▽準々決勝(県総合SC)
市船橋
100000000―1
00110210×―5
専大松戸
先頭打者の二塁打を足がかりに一回表に先制を許した。それでも秋、春の県王者は揺るがなかった。「1点で決まる展開ではなかったので、2点ぐらいまではいいかなと思っていた」と余裕すらあった持丸修一監督。専大松戸は昨夏の覇者・市船橋を逆転で下し、優勝した2023年以来の4強進出を決めた。
エースが試合の流れを引き寄せた。1-1の四回途中からマウンドに上がった門倉昂大。申告敬遠で2死満塁としたが「ここをゼロで抑えればこっちに流れが来る」と気合を入れ、狙い通りにスライダーで空振り三振。5回戦後に持丸監督から直球と同じ腰の動かし方をするよう助言を受け、切れが戻った決め球でピンチを絶った。
その直後の攻撃で「次の打者に回そうと気楽にいった」と話す2年生の苅部礼翔が左翼線に勝ち越し打。六回は2死からの3連打で2点を奪い、七回には石崎翔斗がプレーの合間をついて三盗を決めスクイズで生還。相手の隙を見逃さず、県王者らしい試合運びだった。
門倉は投げ合った市船橋・諸岡杜和とは小学時代に船橋市選抜でチームメート。昨年甲子園に出場した諸岡に刺激をもらい、力に変えてきた。今春マウンドに立った甲子園に戻るにはあと二つ。「一つ一つやっていきたい」とエースは気を引き締め、主将の高貝規仁も「目の前の試合に集中するだけ」。王者に油断はない。
(伊藤義治)









