ちばの選挙

県内小挙区展望 1

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 前市長逮捕で状況一変 1区

 臼井は、出馬表明した昨年秋とは状況が一変。父・日出男の地盤を引き継いだが、表明直後から与野党で噴出した世襲批判の渦中にいる。「メディアに取り上げられたことはマイナスだけではない」と跳ね返すが、鶴岡啓一・前千葉市長が収賄で逮捕された影響で、自民の推す市長候補が大敗したことも誤算。

 一方、民主党推薦候補を新市長に押し上げた田嶋は存在感をアピール。「市民は政権交代の準備ができている」と気合を込める。

 安喰は金権一掃や弱者救済を訴え躍進を目指す。

 階は独自の戦いで挑む。

 熊谷勝利受け民主に風 2区

 自民前職・山中は、外交力強化と国際平和構築のための人材育成などに取り組んできた実績を強調し、3期目を目指して態勢を固める。“落下傘候補”の印象一掃が課題。

 民主は新人の黒田。党が推薦した元市議の熊谷俊人が大勝した6月の千葉市長選が追い風に。県議として地盤を固めてきた千葉市花見川区以外でどこまで票を伸ばせるか。

 共産は比例重複の小倉。党県労働部長として雇用問題に取り組みながら全県を駆け回り、比例を軸とした独自の戦いを展開する。

 幸福実現は矢代を擁立。

 松野、岡島3度目対決 3区

 自民松野は逆風を感じながらも、地道な支持層拡大の取り組みに自信ものぞかせる。固い組織が支える宿敵に対する。公務を縫っての国政報告会では教育施策など実績と安定感を強調。地区選対会議を先行させ臨戦態勢だ。

 松野と3度目の対決となる民主岡島は、大物が選挙区入りした昨年の勢いは逃すも、千葉市長選の勝利などで追い風ムード。自転車遊説や駅立ちを精力的に重ね“岡島党”に無党派を上乗せ。臨海部企業などの連合組織も固める。

 幸福は新人の古川を擁立した。

 民主に挑む自民と共産 4区

 民主野田は5期目を目指す。前回選挙では13の県内選挙区で唯一民主議席を守った。党本部幹部としての知名度はあるが、6月の船橋市長選挙で自民・公明と相乗りしたことが、どう評価されるか。

 自民前職は藤田。前回わずかに野田に及ばなかったが、「小泉旋風」を受けて比例南関東ブロックで復活。今回は逆風の中、小選挙区勝利へ自転車に乗り、地域をこまめに回る。

 共産は、党県青年学生部長の斉藤を立て、比例票の上積みを狙う。

 幸福実現も新人の山中を擁立した。