ちばの選挙

県内小挙区中盤展望(上)

 田嶋リード、臼井猛追 1区

 前回敗れ比例復活した田嶋が先行し、初挑戦の臼井が猛追する。

 田嶋は民主支持層の8割以上の票を固め、自民の支持層にも食い込む。「日本の政治に新しい夜明けを」と変革を呼び掛け、無党派層の半分以上の支持を集めており、優位に戦いを進めている。

 臼井は「先人の築いたものを次世代に」と訴え、自転車遊説などで若さをアピール。自民、公明支持層の票をまとめ、60代以上の支持を集めるが、30代以下や無党派への浸透が課題。

 安喰は共産票以外の広がりを欠いている。

 黒田安定、巻き返す山中 2区

 県議出身の黒田が安定した戦いぶりを見せ、3期目を目指す山中が巻き返す。

 黒田は民主推薦候補が圧勝した千葉市長選を追い風に、勢いに乗る。地元出身候補を前面に押し出す選挙戦を展開。民主支持層と無党派の票を集約しつつあり、幅広い世代から支持を集めている。

 唯一の女性候補の山中は「海外でも通用する政治家」(陣営幹部)をアピールするが、無党派対策に手間取っており、自民支持層からの票の流出傾向も課題。

 小倉は共産支持層以外に広がりが見られず、伸び悩んでいる。

 岡島優勢、松野が迫る 3区

 岡島がリード、松野が懸命に追う。

 岡島は自民票の一部と民主票の大半を固めるほか、年代別では30~50代を中心に強固な支持。無党派層にも支持を広げている。公示前から河村たかし名古屋市長や岡田克也民主党幹事長らが続々と選挙区入りし、手厚い応援を受ける。

 松野も自民票の6割以上を固めた。60歳以上の支持が高く、女性票は岡島と互角の支持を集めるが、無党派層への食い込みがいま一歩。23日に市原市のJR八幡宿駅前に麻生太郎首相を招き、約4千人を集めるなど必死に追い上げる。

 野田が支持広げて独走 4区

 野田が独走、「小泉チルドレン」の藤田が追う。

 政権交代を訴える野田は民主票の大半を固め、自民票も藤田と互角。共産票にも食い込む。公示後も他選挙区の候補の応援に全国を駆け回るが、幅広い層から安定した支持を確保。

 藤田は公明票の大半の支持を集めているものの、肝心の自民支持層を十分に固めきれていない。無党派層の支持も野田に差をつけられている。“船橋版マニフェスト”で、地元に焦点を当て巻き返しを図る。

 斉藤は共産支持層を固めたが伸び悩む。野屋敷は、支持が広がっていない。

 風に乗る村越追う薗浦 5区

 ともに30代の3度目の対決は追い風に乗る村越がリード、薗浦が追う。

 前回敗れた村越は、民主だけでなく社民・共産・無党派層の支持が広がる。公示前は岡田克也幹事長ら党幹部が応援。自転車で選挙区内を回る地上戦も展開。

 薗浦は公明支持層の大半の支持を受けるも、逆風の影響か自民党支持層を固め切れていない。公示前には麻生太郎首相の応援もあったが、現在は街頭での遊説を強化。足場固めと無党派層の支持獲得を急ぐ。

 田中は元職の知名度を生かし村越、薗浦を追うが出遅れ感は否めない。

 無党派層食い込む生方 6区

 生方が優位に戦いを進め、渡辺が追う。山崎、松本、小平は苦戦。

 約4年間の浪人生活中に選挙区を回り続けたという生方は、民主支持層をほぼ固めきった。自民、公明支持層にも食い込み、無党派層への支持も広げる。

 渡辺は自民支持層の約半数の支持を集め、公明支持層の大半を固めた。候補本人を前面に出し、無党派層の支持獲得を目指すも十分な広がりが見られない。

 山崎は共産支持層以外に浸透していない。

 保守層分裂を狙った松本は伸び悩み、小平は支持が広がっていない。


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