<まん延防止再延長>千葉県内12市、酒類自粛など継続 熊谷知事「強い危機感」 接種加速、医療体制強化も

新型コロナの県対策本部会議で、まん延防止等重点措置の延長決定を受け、今後の対策の協議を呼び掛ける熊谷知事(右)=28日、千葉県庁
新型コロナの県対策本部会議で、まん延防止等重点措置の延長決定を受け、今後の対策の協議を呼び掛ける熊谷知事(右)=28日、千葉県庁

 政府は28日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開き、東京、大阪など9都道府県に31日までの期間で発令中の緊急事態宣言を6月20日まで延長すると決定。「まん延防止等重点措置」を適用中の千葉県も6月20日まで再延長する。政府決定を受け、千葉県は28日夜、新型コロナの対策本部会議を開き、重点措置の対象区域を県北西部12市に決定。区域内では飲食店への営業時間短縮・終日酒類提供自粛も維持すると決めた。併せて高齢者へのワクチン接種を加速させ、医療提供体制も強化すると発表した。

 熊谷俊人知事は同会議で、県内感染状況について「新規感染者は減少傾向ながら十分に下がり切ったとは言えない」と説明。変異株の割合が増加し、病床稼働率も高止まりしており「強い危機感を持っている」と述べた。

 対象区域の千葉、船橋など12市では、飲食店の営業時間短縮要請と終日酒類提供自粛を継続。事業規模や過去の売り上げ実績などに応じて協力金を支給する。

 感染拡大に備え、「病床確保計画」の見直しも公表。従来計画のフェーズ3、4を、新たな計画では「新フェーズ1、2」に改定。新計画ではさらに病床確保を拡大させ、「新フェーズ3、4」まで設定した。

 新3、4では「優先順位を付けた入院」などの基準を設け、必要な病床を確保できるように準備する。県内の現状は、6月7日から「新フェーズ2」で運用を開始する。即応病床数は1266床。

 また、現在「県がんセンター旧東病棟」で稼働中の臨時医療施設の病床では、現状の26床から22床増やし、計48床体制にする。6月2日から稼働する。

 高齢者のワクチン接種を加速させる大規模会場設置へは、千葉市中央区の蘇我コミュニティセンターに「千葉県高齢者ワクチン接種センター」(仮称)を新設し、6月14日から開始する。県内の65歳以上が対象。

 県によると、政府が高齢者接種の7月末完了を目標に掲げる中、市町村でのワクチン接種を補完し、希望する高齢者への速やかな接種につなげるのが狙い。

 6月8~30日にコールセンターなどで予約を受け付ける。接種期間は6月14日~7月31日で、1回目は6月14日~7月10日、2回目は1回目から3週間後の指定日となる。

 接種には千葉大病院や県看護協会などが協力。一日の接種人数は600人を予定している。

 コールセンター(電話)0570(000)264。6月8日午前9時から相談・電話受け付けを開始する。


  • LINEで送る