南房で新種エビ発見 千葉県立中央博

南房総市などで発見されたユメユムシテッポウエビ(千葉県教委提供)
南房総市などで発見されたユメユムシテッポウエビ(千葉県教委提供)

 千葉県教委は22日、南房総市の海岸などでテッポウエビ属の新種のエビを発見したと発表した。細長い円筒形の生物ユムシの仲間「ユメユムシ」と共生していることから「ユメユムシテッポウエビ」と名付けた。

 新種のエビは薄ピンク色で、体長は最大4センチほど。2013~15年にかけて、県立中央博物館(千葉市中央区)の駒井智幸主任上席研究員(50)が館山市北条海岸、南房総市多田良海岸などで採集。標本を精査したところ新種と判明した。

 ユメユムシが砂地に掘った巣穴に雄雌ペアで生息する。テッポウエビ属は世界に300種類以上あるが、ユムシ類と共生する種類はわずか5種しか知られていなかった。駒井研究員は「身近な海水浴場に新種のエビが生息していたことには驚いた」と話した。

 同博物館では1月11日まで、標本と解説ポスターを展示している。


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