【病院長単独インタビュー<1>】「提言に基づき改革」 <腹腔鏡下手術問題で揺れた千葉県がんセンター>

この問題を受け、国は4月、同センターについて「がん診療連携拠点病院」の指定を更新せず、同センターは診療報酬の優遇のほか、がん専門医研修などへの補助金が受けられなくなっている。
この問題を受け、国は4月、同センターについて「がん診療連携拠点病院」の指定を更新せず、同センターは診療報酬の優遇のほか、がん専門医研修などへの補助金が受けられなくなっている。

 千葉県がんセンター(千葉市中央区)の消化器外科で腹腔(ふくくう)鏡下手術を受けた患者が術後短期間に死亡するケースが相次いだ問題で、同センターの永田松夫病院長(64)が、千葉日報社の単独インタビューに応じた。永田病院長は一連の問題をあらためて謝罪した上で、「県の第三者検証委員会の提言に基づき病院の改革を行っている。県民の信頼を取り戻せるように継続的に努力していきたい」と意欲を示した。

 永田病院長は問題の原因について、病院の管理運営の不備や患者への説明不足、情報管理の不徹底などに言及。「いくつかの問題が重なり合った」と述べ、セカンドオピニオンセンターの開設や倫理審査体制の確立、患者への説明の充実など再発防止策の進捗(しんちょく)状況を説明した。

 今後も第三者検証委の提言に沿った病院改革を継続していくことを明言。また、質の高いがん医療を提供するため地域の拠点となる国の「がん診療連携拠点病院」の再指定に向け、「管理運営の改革に取り組み、来年の再指定を目指す」と語った。


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