体操専用体育館完成祝う 千葉県内最大級、木材ふんだん 五輪目指す谷川兄弟も登場 印西の民間クラブ

完成したばかりの体操競技専用の体育館=8日、印西市
完成したばかりの体操競技専用の体育館=8日、印西市
記念撮影に応じる谷川航選手(左)と翔選手
記念撮影に応じる谷川航選手(左)と翔選手
完成記念でデモンストレーションを披露したセントラルスポーツの選手
完成記念でデモンストレーションを披露したセントラルスポーツの選手

 民間の体操教室「加納体操クラブ」(印西市、加納洋一社長)の体操競技専用体育館の工事が完了し、8日、落成式と記念イベントが開かれた。体操専用としては県内最大級の規模で、木材をふんだんに使った内装も魅力。同日は順天堂大などの県内体操関係者をはじめ、来夏の東京五輪を目指す谷川航選手(23)=セントラルスポーツ=と翔選手(20)=順大=の兄弟も登場し、新たな施設の完成を祝った。

 同クラブは昨年11月に発足。加納社長(42)の父、実さん(68)は順大名誉教授で、2004年のアテネ五輪で団体金メダルを獲得した体操男子日本代表チームの監督を務めた。長年、地域の子どもたちにも体操を指導しており、同クラブの運営にも役員として携わっている。

 体育館は今年9月に着工。ぬくもりのある木造2階建て(延べ床面積約760平方メートル)で、1階に跳馬、鉄棒、つり輪、トランポリンなどの体操競技用の器具をそろえた。未就学児から身体能力を鍛えてトップアスリートの育成を目指す。

 加納社長は「夢だった自分たちの本拠地が完成した。幼い子から大人まで楽しく体を動かすことができる環境が整っている。体操競技の普及や選手育成の強化につなげ、未来の五輪選手を輩出したい」。実さんも「やっと完成した。建設に当たって、施工や設計などで1年間かかった」と感慨深げに話した。

 記念イベントには谷川航選手、翔選手らが参加。2人は気軽にサインや記念撮影に応じていた。翔選手は「素晴らしい環境。ここから多くの選手が育ってほしい」とエールを送った。

 同クラブの立ち上げに当たっては、千葉銀行が積極支援。実さんらの指導実績や立地場所の優位性などを踏まえ、同行が新たに立ち上げた「事業者向けアドバイザリー業務」の第1号案件として、マーケット調査や運営ノウハウなど、さまざまな経営相談に対応した。体育館の建設に際しても「ちばぎん地方創生融資制度」を適用し、1億7500万円を融資した。


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