復興シンボル咲き誇る 千葉市でフラワーフェス開幕 一足早い春楽しむ

色とりどりの県産花を楽しむ来場者=10日午前、千葉市中央区のそごう千葉店
色とりどりの県産花を楽しむ来場者=10日午前、千葉市中央区のそごう千葉店

 千葉県内最大級の花の祭典「県フラワーフェスティバル」が10日、千葉市中央区のそごう千葉店で開幕した。全国有数の花産地の南房総市や館山市などに大きな被害をもたらした昨秋の台風や記録的豪雨。一連の災害の影響で出品数は例年と比べ3割ほど減少したが、展示されたカーネーションやストックなど色とりどりの房総の花は、復興の“シンボル”として訪れた人たちを楽しませている。13日まで。

 会場には、県内各地の花生産者がコンテストに出品した切り花や鉢花に加え、装飾展示やフラワーアレンジメントがずらり。来場者は花をカメラで撮影したり、顔を近づけて、一足早い春の香りを楽しんでいた。

 会場を訪れた主婦、竹内きみ子さん=千葉市緑区=は「毎年来ているが、去年と変わらず華やかで素晴らしい。台風や豪雨に負けず、生産者が頑張っているなと感じた」と顔をほころばせた。

 台風でビニールハウスが損壊するなどの被害を受けた生産者の葛田圭亮さん(42)=袖ケ浦市=は「出品するのは大変だったが、楽しんでいる来場者の姿を見て元気づけられた」と笑顔。「消費者も被災し、売れ行きが良くない。花を楽しむきっかけになってもらえれば」と期待した。

 県フラワーフェスティバル実行委員会の朝生尅巳会長(83)は「災害があり、今年は開催を迷ったが『被災したからこそ前向きに』と思った。本県の花生産者が嵐に負けず、元気に頑張っている姿を見てほしい」と呼び掛けた。


  • LINEで送る