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津田沼に16年ぶり映画館 イオンモールで“復活” 「身近なホームシアターに」 

2026/7/27 5:00 (7/28 17:56更新)
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 習志野市のイオンモール津田沼サウスで10日、「イオンシネマ津田沼サウス」のオープニングセレモニーが開かれた。津田沼エリアで映画館が運営されるのは約16年ぶり。「DTSサラウンド・シネマ」など最新設備も備えている。同館総支配人の藤本甲士朗さんは式典で「身近なホームシアターのような存在を目指す」と語った。

(剣山遊)

 同館は閉業したイトーヨーカドーの小さなスペースを活用した居抜き店舗で、全6スクリーン、席総数403とコンパクトな作りになっている。

◆県内初の設備

 個々のスクリーンは小さいが、1番スクリーンには最上級の音響設備「ドルビー・アトモス」を、6番スクリーンには県内初導入の音響設備「DTSサラウンド・シネマ」を設置。担当者は「小さな箱だが大劇場にも劣らない迫力を確保できた」と話す。

 また、映画鑑賞シートには、全席に両肘用の肘掛けがある独立シートを採用した。省スペースのため強くなった席の傾斜対策として、腰への負担を軽減する特殊形状のクッションも設置されている。

◆新津田沼駅に直結

 式典後には映画の上映がスタートし、場内は観客であふれた。京成松戸線の沿線に住む大学生の小川光樹さん(22)=船橋市在住=は「乗り換えなしで来られる映画館が今までなかったので(開業が)うれしい」と笑顔を見せた。

 同館は新津田沼駅から直結、JR津田沼駅から徒歩5分でアクセスできる。ロビーは映画館としては珍しく天窓から光が差し込む開放的な作りで、上映の待ち時間もゆったりと過ごせる。内装の配色にもグリーンを採用し、明るい雰囲気を持たせた。担当者は「閑散期には映画を見ない人の休憩スペースとして使ってほしい」と広い利用を呼びかけている。

◆映画文化を継承

 開業後の初上映作には「ニュー・シネマ・パラダイス」が選ばれた。藤本総支配人によると、同作には2010年に閉館した映画館「テアトルシネマ津田沼」(船橋市)で最後の上映作品となった過去があり、選定には「津田沼の映画文化を復活させ、過去の文化を継承していく」という思いを込めたという。

 式典には習志野市の宮本泰介市長も出席した。「これまで習志野市内に映画館があった記憶がない」と市内の映画館の開業を喜び、「非常に音が良い映画館。妻と一緒に足しげく通いたい」とスピーチした。