「熱い思いを共有したい」 高校サッカー名将を一冊に 笠井さやかさん

高校サッカーの監督たちを取材し、本にまとめたフリーアナウンサーの笠井さやかさん
高校サッカーの監督たちを取材し、本にまとめたフリーアナウンサーの笠井さやかさん

 高校サッカーの名将たちを取材し、アナウンサー仲間と『監督たちの高校サッカー』(青柳愛、笠井さやか著・東洋館出版社)にまとめた。「監督や選手の熱い思いを形に残して、多くの人と共有したかった」

 四街道市出身の元千葉テレビアナウンサー。2010年度から4年間、年末年始に開催される全国高校サッカー選手権の番組リポーターとして千葉県代表を担当した。11年度には市船橋が全国優勝し、喜びを分かち合った。サッカーとは無縁だったが、のめり込んだ。

 アナウンサーを志したのも「人を知ることが好き」だから。3年間という限られた時間の中で、壁にぶつかりながらも乗り越えていく選手たち。そんな彼らを厳しく、それでいて温かく指導していく監督。紡がれる物語に心ひかれた。

 「中継で伝えることは選手や監督のバックグラウンドにあるもの。人としての成長や監督が選手に教育者として伝えたい思いは、サッカーを越えてどんな人の心にも響くものがある」

 著書では全国各地の5人の監督と関係者を直撃。その一人として市船橋の朝岡隆蔵監督が登場する。和泉竜司(明大)、磐瀬剛(J2京都)の教え子や朝岡監督を指導した布啓一郎元市船橋監督(現J2岡山コーチ)らにも話を聞いて指揮官の素顔を伝える。

 「監督が伝えたかった思いと受け取った選手。答え合わせではないが、両面で楽しめて多角的に監督を知れる」。自信作の触りをそうアピールした。


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