【速報】レール高温で運転見合わせ 猛暑で流鉄流山線、初めて 千葉県内、今年最高気温

馬橋駅の流山線電車
馬橋駅の流山線電車
運転見合わせを告知する表示(流鉄ホームページより)
運転見合わせを告知する表示(流鉄ホームページより)

 流鉄流山線を運行する流鉄は2日、レールが規定値を超える高温となったため全線で運転を見合わせたと発表した。

 同社によると、午後1時にレール上の温度計で規定値の63度を超えるレール64度を計測。流山-馬橋間の全線で運転を見合わせ、バスなどに振り替え輸送を行った。線路の確認作業には1時間~1時間半かかる予定で午後3時に運転を再開する見通し。

 レールの鉄の温度が高くなると曲がる恐れがあり、最悪脱線の危険性があるという。同社は2018年7月にレール温度の規定値を設けた。運転見合わせは規定値設定以来初。

 千葉県内は2日も気温がぐんぐん上昇、市原市と佐倉市で今年の県内最高となる38・0度を記録したほか、我孫子市で37・8度、船橋市で36・9度まで上がるなど各地で猛烈な暑さとなった。香取市では8月の観測史上最高となる36・8度を記録した。

 県内15カ所の観測地点のうち木更津市(34・9度)、館山市(34・4度)など8地点でそれぞれ今年の最高気温を更新。10カ所で35度以上の猛暑日となった。


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