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千葉県内7~9月の自殺者290人 過去5年で最多 県、相談窓口の利用呼び掛け

県はホームページなどで相談窓口の利用を呼び掛けている
県はホームページなどで相談窓口の利用を呼び掛けている

 千葉県内で自殺者が増えている。7~9月は3カ月連続で前年同月を上回り、3カ月間の合計は290人と過去5年で最多となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済的な苦境や芸能界で自殺とみられる事例が相次いだことなどが、自殺者の増加につながった可能性もあり、県は「一人で悩まず、気持ちを話してみて」と相談窓口の利用を呼び掛けている。県の電話相談窓口は県精神保健福祉センター(電話)043(263)3893(平日の午前9時~午後6時半)。各地域の保健所でも相談に応じている。

 警察庁の集計によると、県内の4、5月の自殺者は前年同月より少なかったが、7月から増加傾向にある。7月は92人で前年同月比2人増、8月は47人増の107人となり、9月も12人増えて91人だった。

 2016~19年の7~9月の3カ月間でみると、自殺者数は229~270人で推移。今年は3カ月間で290人が自ら命を絶っており、1~6月に亡くなった人を含めると750人に上る。

 今春以降、女子プロレスラーや俳優が相次いで亡くなった。有名人の死は社会に大きな影響を与え、自殺を誘発する恐れがあり、自殺予防に取り組む社会福祉法人「千葉いのちの電話」(千葉市中央区)の担当者は「身近な人を失った時とはまた違った、精神的なダメージがある」と警鐘を鳴らす。新型コロナウイルスの影響で日常を失い、精神的にも経済的にも社会から取り残された人にも注意が必要だという。

 森田健作知事は15日の記者会見で「自殺を考えている人は言動や行動にサインがあるといわれている。いつもと違う様子があれば声を掛けて、話に耳を傾けてみて」と指摘。悩みを抱える人には「人に頼るのは恥ずかしいことではない。相談窓口につらい気持ちを話してみてほしい」と呼び掛けた。

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 県の電話相談窓口は県精神保健福祉センター(電話)043(263)3893(平日の午前9時~午後6時半)。各地域の保健所でも相談に応じている。

 千葉いのちの電話は(電話)043(227)3900(午前7時半~午後9時半)。


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