<野田小4女児死亡>2日前から眠らせず 心愛さん起こし立たせる

  • LINEで送る

心愛さんが死亡した事件を受け、黙とうする実務者会議の出席者ら=7日午後、野田市役所
心愛さんが死亡した事件を受け、黙とうする実務者会議の出席者ら=7日午後、野田市役所

 野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件で、母、なぎさ容疑者(31)が父、勇一郎容疑者(41)について、事件2日前の1月22日ごろから「娘を起こして立たせ、眠らせないことがあった」と供述していることが7日、捜査関係者への取材で分かった。

 なぎさ容疑者は22日ごろから「食事を与えないことがあった」とも説明。千葉県警は事件直前に十分な食事や睡眠時間を与えていなかった可能性があるとみている。

 なぎさ容疑者が事件当日の1月24日の勇一郎容疑者の行動について「暴行を止めても無駄だと思った。どうしようもなかった」という趣旨の供述をしていることも新たに判明した。県警は勇一郎容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていたとの情報を把握しており、勇一郎容疑者による実行行為を黙認したとみて捜査している。

 勇一郎容疑者は、24日は「午前10時から休ませずに立たせた。しつけのつもりで、悪いと思っていない」と供述。なぎさ容疑者は「勇一郎容疑者に言われ、今年に入ってから外出させなかった」とも話している。

 心愛さんは冬休み明けの1月7日から学校を欠席。勇一郎容疑者が冬休み期間中に暴行し、服で隠れない部分にあざが残ったため学校に登校させなかったことも捜査関係者への取材で分かった。

 勇一郎容疑者は学校へ「家族で沖縄に滞在する」などと連絡していたが、県警は、暴行が発覚するのを恐れ登校させなかった可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、司法解剖の結果、死因は不明で極端にやせた状態ではなかったが、胃に内容物がほぼなかった。腹など服の上から見えない部分にあざが集中していた。

 県警は2人が共謀し、1月24日の深夜までの間に自宅で冷水シャワーをかけるなどした疑いで逮捕した。勇一郎容疑者自ら110番通報し、駆け付けた救急隊員らが浴室で死亡している心愛さんを見つけた。