房総通リズム春の観光特集2024

癒えぬ悲しみ支援に感謝 遺族「父守れず、つらさ今も」 犯罪被害者週間千葉県民のつどい

犯罪被害者週間に合わせて開催された「千葉県民のつどい」=26日、千葉市中央区
犯罪被害者週間に合わせて開催された「千葉県民のつどい」=26日、千葉市中央区

 12月1日までの犯罪被害者週間に合わせ、被害者や家族への支援などについて考える「千葉県民のつどい」が26日、千葉市中央区の同市生涯学習センターで開かれた。基調講演やパネルディスカッションが行われ、殺人事件で父親を失った女性は「父を守ることができず、今でもつらさは続いている」と訴えた。

 県民のつどいは県と千葉犯罪被害者支援センター(CVS)が主催。約170人が参加し、犯罪や交通事故に巻き込まれた人と家族が置かれている現状、被害者の生活への配慮の重要性について考えた。

 パネルディスカッションには、札幌市で2019年10月に父親を殺害された猪狩芳江さんらが登壇。猪狩さんは当時県内に住んでいて、事件発生後からCVSの支援を受けた。猪狩さんを担当したCVS犯罪被害相談員、藤田きよ子さんもディスカッションに参加した。

 猪狩さんはCVSから支援を受けられると聞いた時は「『相談できる人がいるんだ』と安心感があった」と説明。被害者参加制度を利用し、法廷にも足を運んだ。視覚障害がある猪狩さんは「藤田さんが付き添ってくれて安心して裁判所に行くことができた。感謝している」と話した。

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