ガイダンス施設15日開館 解説パネルや地層標本 大雨立ち入り禁止解除へ 【市原から世界へ チバニアン】

15日にオープンする仮設ガイダンス施設の「チバニアンビジターセンター(愛称)」=市原市田淵
15日にオープンする仮設ガイダンス施設の「チバニアンビジターセンター(愛称)」=市原市田淵

 国の天然記念物、市原市田淵の地磁気逆転地層で同市は、仮設ガイダンス施設「市原田淵地磁気逆転地層ビジターセンター」(愛称・チバニアンビジターセンター)を15日にオープンする。また、大雨被害による見学ポイント周辺への立ち入り禁止の解除も間に合わせる。

 施設では、解説パネルや映像などで地層について説明するほか、白尾火山灰層が確認できる地層の標本(縦2・2メートル、横1メートル)を展示する。標本は同市柳川の地層からはぎ取った。白尾火山灰層は、地質年代の区分境界を見た目に分かりやすく示す指標として重要。

 10月25日の記録的豪雨では養老川が増水し、見学ポイントのある川床と行き来する階段などが被害を受けた。市は翌日から安全が確認できるまで関係者以外立ち入り禁止としたが、施設開館に合わせて解除を目指す。

 施設は仮設駐車場内にあり、地元住民らのガイド組織に管理を委託。常駐スタッフが説明や観光案内を行う。また、見学可能か否かの情報は川の写真を使ってSNSで発信する。

 一方、地磁気逆転地層に基づき、地球史のうち77万4千~12万9千年前の地質時代を「チバニアン(千葉時代)」と命名することを目指す茨城大などの研究チームは、国際地質科学連合の国際層序委員会による3次審査の通過を発表した。市教委ふるさと文化課は「審査通過は、仮設ガイダンス施設のオープンにとって朗報」と喜んでいる。

 開館時間は午前9時~午後4時、毎週木曜日と年末年始(12月29日~1月3日)休館。


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