地球史に千葉の名を 市原・地磁気逆転地層 日本初の快挙なるか 【月刊ほぼ実物大ニュース】

  • LINEで送る

「チバニアン(千葉時代)」の根拠となった市原市田淵の養老川沿いにある地層
「チバニアン(千葉時代)」の根拠となった市原市田淵の養老川沿いにある地層
国際学会での1次審査通過以降、話題の地層を一目見ようと、全国各地から見学者が訪れている=市原市
国際学会での1次審査通過以降、話題の地層を一目見ようと、全国各地から見学者が訪れている=市原市

 地球の歴史のうち、77万~12万6千年前の時代区分に命名される可能性が高まっている「チバニアン(千葉時代)」。根拠となった市原市田淵の養老川沿いにある地層は、その学術的価値の高さから国の天然記念物に指定され、ますます注目される存在となった。

 この露頭では、現時点で地球最後の地磁気逆転が起きた77万年前で区切る更新世の前期と中期の地層が連続して堆積。水平方向に走る1本の筋=写真=は、77万年前に古期御嶽山が噴火した際の火山灰の堆積層で、逆転現象の年代を特定する指標となっている。

 地質年代の境界として最もふさわしい国際標準模式地を決める国際学会の審査は、4段階中2段階目までクリアした。正式決定すれば、地球史への命名につながる日本初の快挙。千葉の名を世界にとどろかせ、地域活性化の波を呼ぶ本県の宝になるはずだ。

※2019年1月29日付け新聞紙面で、地磁気逆転地層の写真をほぼ実物大で掲載しています。
※【月刊ほぼ実物大ニュース】は、原則毎月第4火曜日に掲載します。次回掲載は2月26日予定