容器再使用システム導入 イオン、シャンプーなど13品目 環境に配慮、千葉県内初

使用済みの容器はループ専用ボックスでQRコードを発券し、返却する=5月25日、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
使用済みの容器はループ専用ボックスでQRコードを発券し、返却する=5月25日、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
6社13品目が並ぶループ専用ブース
6社13品目が並ぶループ専用ブース

 イオン(千葉市美浜区)は5月から、イオンスタイル幕張新都心などで環境に配慮した容器の再使用システム「Loop(ループ)」商品の取り扱いを開始した。千葉県内での導入は初めて。シャンプーなど耐久性の高い商品を回収して洗浄し、中身を詰め直して店頭に並べる仕組み。ロッテやP&Gジャパンなど6社と協力し、第1弾の日用品13品目を売り出している。

 イオンによると、同社は約30年前からマイバッグ持参などの環境保全活動に取り組んでおり、2030年までにプラスチック使用量半減の目標を掲げている。「“使い捨て”からの脱却」を目指すループの取り組みに賛同したといい、国内の小売業では初となる大規模な連携に踏み切った。

 対象商品はガムや洗剤、シャンプーなどの13品目で、店舗の一角に専用ブースを設けた。単価は877~4510円。通常レジで精算し、中身を使い切ったら店内の専用ボックスに返却する。後日アプリを通じて容器代(110~880円)が返金されるため、安定した回収が見込めるという。

 容器は半永久的に使うことを想定し、耐久性のあるステンレス製やガラス製を採用。各メーカーと協議の上、来春には50品目程度まで増やす方針だ。

 現在は同店のほか、東京や神奈川のイオンスタイルなど計18店舗で導入。検品や輸送の物流拠点を整え次第、本州や四国約400店舗への拡大を目指す。

 担当者は「レジ袋有料化の影響もあり、来店客の環境への意識は日々高まっている」と説明。一方で幅広い客層の興味を引くことが環境配慮につながるとし、「スタイリッシュな容器を使いたい若い世代や、ごみ捨ての回数を減らしたいという人にもループ商品を試してもらいたい」と話した。

 同システムは米ベンチャー企業「テラサイクル」が開発し、欧米では既に大手スーパーチェーンでの導入が進んでいる。


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