移動販売10月21日スタート 船橋市とイオンリテール連携 買い物難民支援、見守りも

船橋市とイオンリテールが連携し、21日から始まる移動販売で使用する車両。本格稼働に先立って実演販売が行われた=8日、同市役所前
船橋市とイオンリテールが連携し、21日から始まる移動販売で使用する車両。本格稼働に先立って実演販売が行われた=8日、同市役所前
地域見守り事業で協定を結んだ船橋市の松戸市長(左)と、イオンリテールの湊支社長=8日、同市役所
地域見守り事業で協定を結んだ船橋市の松戸市長(左)と、イオンリテールの湊支社長=8日、同市役所
買い物支援で移動販売
買い物支援で移動販売

 船橋市は、高齢者ら日常の買い物が困難な“買い物難民”対策で、大型商業施設の経営会社「イオンリテール」と連携し、21日から移動販売を開始する。事業スタートを前に、松戸徹市長と同社南関東カンパニーの湊博昭支社長は8日、そろって車両公開、実演販売に立ち会い、協力関係をアピール。イオン高根木戸店を実施主体とし、市の中北部に専用車両を巡回させ、食料品や日用品を「動く店舗」に載せて販売する。また、市と同社は地域の見守りを行う協定も締結した。

 市は、自宅近くに店舗がなく日常の買い物に困っている高齢者らが多い地域のうち、大穴・飯山満・金杉台・小室・駿河台などの地区で移動販売を始める。

 実施主体の高根木戸店が、生鮮品や加工食品、日用品など約600品目を移動販売車に載せ、月-土曜の昼間に20~30分ずつ、5~6地点を訪れる。各地点には週1~2回、決まった時間の訪問となる。

 販売価格は高根木戸店と同額だが、5品までは1品あたり10円の手数料がかかる。6品以上購入しても上限は50円。欲しい商品がない場合は注文を受け付け、次回訪問時に用意する。

 イオンリテールは、会社独自の取り組みとして千葉市や大網白里市など千葉県内3店舗で移動販売を実施しているが、行政と連携して行うのは初めて。市は同社に対し、車両購入費や備品購入費、人件費など年間200万円を上限に補助する。

 移動販売の開始に向け、松戸市長は「鉄道網が整備された船橋は便利と思われるが、団地など買い物が不便な地域は多い」と説明。「定期的に移動販売車が訪問することで利便性が高まり、コミュニティーも形成される」と複合的な効果があると指摘した。

 同社の湊支社長は「県内の移動販売の実績を踏まえ冷蔵スペースを増やして対応する。店舗に来たくても来られない人の要望に応えていく」と話した。

 市は、市のホームページに移動販売ルートや各地点での営業時間を案内する。問い合わせは市商工振興課(電話)047(436)2468。


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