【未明の砦】(420) 太田愛・作 藤岡詩織・画

 ◆第四章 標的(二十七)

「課長と話をつけたのは、おおかた長野に出発した朝だろう。俺がバンパーに座っておまえをちょっとだけ待ってやった朝だ。遅れて長野に来たのは、それでなんだろ」
【残り 824文字、写真 1 枚】



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