東日本大震災発生から3月で13年が経過した。津波などで甚大な被害があった旭市で、発生から復旧・復興に向かう歩みを撮影した同市職員、石田喜宏さんから話を聞く機会を得た。被災者の心情も察して葛藤もあったと盛り込み、記事にした。それぞれの思いを抱えながらも、多くの人の手で震災が今に伝えられていると感じられた。
がれきの中で物を探す女性、計画停電で明かりの消えた避難所で食事を取る家族の姿、復興支援イベントでの笑顔-。これらの写真は当時、広報誌などを担当する石田さんら複数の市職員が撮影した。市の震災記録誌や防災資料館の中で目にしていた。
「未曽有の災害から地域が前に進む様子をどのような心持ちで撮影していたのだろうか」。市職員とは仕事の立ち位置も現場も異なるものの、震災発生当時に撮影に歩き回った経験から興味を持ち、取材を依頼した。
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