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名札から自宅を特定、脅迫や暴行も… 旭市、半数がカスハラ被害 職員間も約2割経験 

2026/4/4 5:00 (4/16 23:14更新)
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 旭市は、全職員を対象に行ったハラスメントに関するアンケート結果を公表した。回答した職員の半数が、外部からのカスタマーハラスメント(カスハラ)を受けたとし、職員間のハラスメントも約2割に上った。

 アンケートは特別職や会計年度任用職員らを除く全職員約650人に実施。市民らによる「外部からの被害」と職員や関連組織関係者らによる「内部での被害」に分けて行い、それぞれ約6割から回答があった。

 5年以内にカスハラを受けたとしたのは47%(201人)。1~2回が84人と最も多く、10回以上は43人いた。「侮辱・大声で威圧するなど乱暴な言動」「窓口や電話による長時間の拘束」が多くを占め、名札から自宅を特定されたり、脅迫や暴行を受けたりした例もあった。

 内部被害では、20・6%(86人)が3年以内に職員間でハラスメントがあったと回答。主に上司から、威圧行為や無視など嫌がらせを受けたとした。関連組織関係者からの被害は8・9%で、市議会議員からとしたのが32人と最も多く、飲食の強要や威圧行為を挙げた。

 カスハラを受けた際、多くは「上司に相談して解決した」「複数人で対応した」と回答した一方で、内部被害では「何もしなかった」が多く、対応の差が浮き彫りになった。何もしない理由を市総務課は「報復される恐れや関係性を壊したくない思いからだろう」と推測する。

 アンケート結果に同課は「深刻に受け止めている。ハラスメントの根絶を目指し対策を充実させたい」とし、外部相談員や電話録音の導入、警察との連携強化を検討していく。

(伊藤義治)