「この日を忘れるんじゃないぞ」。2010年10月30日、日本航空(JAL)の貨物専用機(フレイター)の日本発最終便が、涙を流す大勢のグループ社員が見送る成田空港を飛び立った。この年、経営破綻に陥ったJALは会社再建に向けた事業見直しのため、当時需要の浮き沈みが激しかった貨物郵便事業を縮小。最大14機まで保有した貨物専用機を全て手放すしかなかった。貨物に携わる社員にとって「象徴」の喪失だった。あれから13年。航空輸送を取り巻く環境が変化し、JALは来年2月、貨物専用機を再導入する。多くの現場社員にとって悲願だったフレイター復活劇の裏側に迫る。(成田支局・渡辺翔太)...
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