ちばの選挙

九十九里町長選、大矢氏再選 安心に暮らせる地域を

  • LINEで送る

再選を決め、選挙事務所に集まった支持者を前に万歳三唱する大矢氏(右)=25日夜、九十九里町粟生
再選を決め、選挙事務所に集まった支持者を前に万歳三唱する大矢氏(右)=25日夜、九十九里町粟生

 25日投開票された九十九里町長選は、無所属現職の大矢吉明氏(73)が、いずれも無所属新人で元町議、杉原正一氏(69)と高木輝一氏(64)との三つどもえの接戦を制し再選を果たした。大矢氏は「住民が安心して暮らせる地域づくりをしたい」と2期目への決意を示した。

 同日午後11時すぎ、同町粟生の事務所に「当選確実」が伝えられた。町選管の中間発表で一時的に相手候補の1人より下位に付けた局面もあり、それまでぴんと張り詰めていた空気が一転。集まった支持者は「逆転劇」に胸をなで下ろし、肩をたたいて喜び合った。壇上に上がった大矢氏は「皆さんにどのように謝罪をしようかと一時心配したが九回裏に逆転勝利。これも皆さんのおかげ」と感謝の言葉を述べた。

 大矢氏は取材に「1期目は財政再建へ支出を絞った。その分を次の4年間、住民の安心につながる使い方をしたい」と意欲を示した。具体策を問われると「施設を造るのではなく、『九十九里浜』という財産を活用したマリンスポーツ振興などで交流人口を増やしていきたい」と話した。

 大矢氏は2度目の挑戦だった2015年の前回選挙で、47票の僅差で初当選。今回は反対勢力だった元町議2人の挑戦を受け、町政の継続か刷新かが懸かっていた。杉原氏と高木氏は町議会が承認した小中学校へのエアコンの価格を「高額」と指摘。「入札が不透明」などと現町政を批判したが支持が広がらなかった。

 投票率は60・36%で、1987年以降最低だった前回を2・74ポイント下回った。当日有権者数は1万3750人(男6824人、女6926人)。

◆九十九里町長選開票結果 =選管確定=

当 4211 大矢 吉明 73 無現(2)
  2541 杉原 正一 69 無新
  1229 高木 輝一 64 無新