ちばの選挙

5氏そろい政策熱弁 初のTV公開討論会 ちば知事選

 任期満了に伴う知事選(三月十二日告示、二十九日投開票)の立候補予定者が出演するテレビ公開討論会「報道特別番組・知事選挙の争点」(千葉日報社、千葉テレビ共催)が五日、千葉テレビスタジオから約一時間半にわたり生中継された。出馬表明した県議の西尾憲一氏(58)、関西大教授の白石真澄氏(50)、元いすみ鉄道社長の吉田平氏(49)=民主県連、社民推薦=、俳優で元衆院議員の森田健作氏(59)、社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)=共産推薦=の五氏が初めてそろって顔を合わせ、県政の課題やそれぞれの政策について考えを主張し合った。

 立候補予定者を一堂に集めたテレビ公開討論会は、県内初の試み。一問一答形式で、五つの質問を用意。くじで発言の順を決め、持ち時間は一人十二分。

 自己紹介の後、立候補への決意と抱負、県政最重要課題と対策などを語った。

 西尾氏は県立医科大学と付属病院の創設が急務とし、「救急医療は崩壊寸前。医師不足解消のため、県内で働く医者の数を増やしていきたい。八ッ場ダム建設を中止し財源に充て、県民の命を守っていきたい」と語りかけた。

 白石氏は医療と教育を掲げ、「小児科医の三割、産婦人科医の二割を女性が占めるよう女性を掘り起こし、院内保育所も整備する。先生を応援する制度や学校現場のIT化を進めるとともに、地域総がかりで教育に当たる」と話した。

 吉田氏は命と雇用を優先し、「五分で受け入れ先病院を決める救急医療のコーディネート制度やドクターヘリの二十四時間運用を実現する。また第一次産業、農林水産の分野で具体的に人をマッチングさせ雇用を増大する」と提案した。

 森田氏は「アクアライン(片道)八百円化を実現し、四百五億円ともいわれる経済効果や、企業の誘致、雇用など間接的経済効果につなげる。千葉県の観光PRは私に任せてほしい」と述べ、本県の潜在的能力を引き出すと訴えた。

 八田氏は雇用と景気、地域医療の再生を課題に挙げ、「公共事業を福祉型、雇用拡大型に切り替え、三万人の新たな雇用を実現する。一カ所百床の特別養護老人ホームを六十カ所造り、三千六百人の直接雇用を生みたい」と決意を語った。

 このほか、財政健全化への方策や県政世論調査結果への対応について、討論が展開された。


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