衝突事故起こして「また飲むかも」 八街児童死傷4年、傍聴席から見えた現実 惨禍後も続く想像力の欠如 「よく言えますね」裁判官は語気強めた 

写真はイメージ
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事故の惨状が残る現場を調べる県警の捜査員=2021年6月、八街市
事故の惨状が残る現場を調べる県警の捜査員=2021年6月、八街市

 「また酒を飲むかもしれないなんてよく言えますね」-。道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた男の初公判。被告人質問で、裁判官は語気を強めた。飲酒運転した理由について「自分の意志が弱かったからだと思う」と繰り返し答えた被告。ただ、その時のことは「酔っていてあまり覚えていない」。続けて、裁判官は尋ねた。「あなた、とんでもないことをしたと分かっているんですか」

 八街市で下校中の児童5人が飲酒運転のトラックにはねられ死傷した事故から4年。依然として飲酒運転が相次ぐ中、傍聴席から見えてきたのは事故後も続く、想像力の欠如だった。

 被告は建築業の男(30)=千葉市緑区。初公判は千葉地裁(土倉健太裁判官)で5月22日に開かれた。被告の起訴内容は昨年10月7日午前0時50分ごろ、市原市内の交差点で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転したというものだった。

 検察側の冒頭陳述などによると、被告は同月6日夕、いとこが運転する車に乗り、JR五井駅(同市 ・・・

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