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記憶を次世代へつなぐ 敬愛大生 東北の被災者と交流14年目 【東日本大震災14年】

2025/3/10 4:54 (4/15 14:09更新)
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 千葉市稲毛区の敬愛大学の学生たちが、東日本大震災の被災地を訪問して被災者と交流するスタディーツアーを続けている。2011年9月に同大学の有志が宮城県で行ったボランティアをきっかけに、年1回のペースで同県を中心に数カ所を回る訪問は、今年で14年目を迎える。ただ発災時は幼く、震災の記憶があまりない大学生も増えてきた。活動は被災者の支援から、これからを担う世代への震災被害の伝承や、悲劇を繰り返さないための教訓を伝えるものに移りつつある。

 今年2月中旬、同大学の学生30人が、震災で827人の死者・行方不明者が出た宮城県女川町を訪れた。語り部として学生の前に立ったのは、田村孝行さん(64)と弘美さん(62)夫妻。津波で長男の健太さん=当時(25)=を亡くした。銀行員だった健太さんは、配属先の女川支店で勤務中に震災に遭遇。上司の指示で本来の避難場所だった近くの高台ではなく、2階建ての支店の屋上に同僚と避難し、津波にのま...

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