メインコンテンツに移動

トランプ関税で米中が応酬 ASEAN関連会議閉幕へ

2025/7/11 19:54 (2025/7/11 21:00更新)
 11日、マレーシア・クアラルンプールで開かれた東アジアサミット外相会議(ゲッティ=共同) 拡大する

11日、マレーシア・クアラルンプールで開かれた東アジアサミット外相会議(ゲッティ=共同)

 【クアラルンプール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中ロなど計18カ国が参加する東アジアサミット(EAS)外相会議が11日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。国際社会を揺さぶるトランプ米政権の関税政策を念頭に「世界貿易の緊張」に懸念を表明する議長声明案でほぼ合意した。中国は関連会議で米関税政策を「一方的ないじめ」と強く非難し、米国と応酬となった。

 ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議も同日開かれ、中国とASEANの一部が領有権を争う南シナ海情勢などを協議した。9日に始まった一連の会議は閉幕する。

 EAS外相会議の議長声明案は、米関税政策への言及は避けつつ「世界貿易の緊張と国際経済情勢の不確実性の高まり」に懸念を表明。世界貿易機関(WTO)を軸とする多国間貿易システム強化の決意を示し「将来の経済的打撃」に備えたサプライチェーン(供給網)の強靱化を訴えた。

 会議には岩屋毅外相やロシアのラブロフ外相も出席。中東やウクライナ情勢も討議した。