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米、日鉄買収阻止へ調整 安全保障懸念、月内に最終判断

2024/12/11 6:35 (2024/12/11 12:00更新)
 USスチールの工場=2月、米ペンシルベニア州(AP=共同) 拡大する

USスチールの工場=2月、米ペンシルベニア州(AP=共同)

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は10日、バイデン大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収を安全保障上の懸念を理由に阻止する方向だと報じた。月内に最終判断するという。阻止された場合には、日鉄とUSスチールの両社が訴訟を起こす可能性があるとの見方も紹介した。

 日鉄は買収実現に向けて全米鉄鋼労働組合(USW)などと調整を進めてきた。買収計画が頓挫すれば、戦略の見直しは必至だ。報道を受けてUSスチールの株価は10日午後の米株式市場で急落。一時は前日比で21%超下落した。ロイター通信によると、取引が一時停止となる場面もあった。

 日鉄は「公正な結論を得るために、あらゆる手段を検討する」とコメントした。買収が完了した場合、USスチールの全従業員に1人当たり5千ドル(約75万円)の一時金を支給することも発表した。

 買収を巡ってはUSWが反対を表明。USスチールの本社が大統領選の激戦州にあったことも影響し、トランプ次期大統領が選挙戦で「阻止する」と訴えていた。